- 圧抜きの方法が知りたい
- 乳腺炎ってなに?
- 断乳後の乳腺炎を予防したい
実際の断乳の体験談の中には「赤ちゃんがおっぱいを欲しがって泣くのがつらくて、断乳断念してしまった」という声もあります。
先日、仕事復帰が近いということもあり、次男の断乳を決意!
ゆっくりと1ヶ月半ほどかけて、親子共々少ないストレスで、スムーズに断乳することができました。
そんな私の体験談も交えて、『断乳』をテーマに4つの記事に分けて詳しくお話ししていきます。
これから断乳しようと考えている方の参考になると思いますので、ぜひこのまま読み進めてみてくださいね
断乳後の圧抜きはどれくらい?方法は?
圧抜きの方法
断乳・卒乳をしても、母乳量は急に減少するわけではありません。
授乳量が減るとおっぱいが張ってくるので、搾乳が必要です。
放っておくと乳腺炎になる可能性もありますので、おっぱいのケアも忘れずに行いましょう。
おっぱいが張って痛いときだけ、少しずつ搾乳して圧抜きしましょう。
圧抜きの方法
1.おっぱいを外側から内側に向けてゆっくりと押す
2.乳輪の外側の固くなっている部分を指でつまむようにゆっくりと押していく
母乳の量はだいぶ減ってきます。
乳首の周りが柔らかくなるまで搾乳しましょう。
おにぎり絞り
1.両手で逆三角形のおにぎりのような形でおっぱいを包む
2.乳首の方へ母乳を押し出していく感覚で絞り出す
続けて1週間、2週間と間隔を空け、少量を搾ります。
初乳のような濃い母乳が出るようになったら完了です。乳腺炎などのトラブルを防ぐため、最低1か月はおっぱいマッサージを続けることをおすすめします。
私は母乳量が多かったですが、断乳中~断乳後は手で軽く搾乳していました。
数日経つと、おっぱいが張ることもなくなり、母乳も止まりました。
乳腺炎とは

乳腺炎
何らかの理由で乳腺が炎症を起こし、痛みや熱感、腫れを伴う状態のこと。授乳期に起きる授乳感染症と、授乳と関係なく発症する非授乳感染症がある。
授乳感染症には、乳汁がうまく出ずに乳腺内にたまってしまうことによるうっ滞性乳腺炎と、乳腺に細菌が侵入して感染を引き起こす化膿性乳腺炎がある。
非授乳感染症には、乳頭から細菌が入って感染を起こす乳輪下腫瘍がある。また、難治性の乳腺炎である肉芽腫性乳腺炎という症状もあり、出産後5年以内の女性に出現することが多い。
引用:ドクターズ・ファイル
乳腺炎の原因
乳腺炎は、授乳開始から間もない時期、夜間や仕事などで授乳の間隔があいてしまった時に起こりやすい症状として知られていますが、卒乳・断乳の時期にも意外と多いんです。
血液から作られた母乳は、最終的にママのからだに吸収されます。
しかし、卒乳・断乳後は、赤ちゃんに母乳を飲んでもらえなくなるので、作られた母乳がおっぱいにたまり、乳腺炎を引き起こす可能性も。
また、たまった母乳がしこりになってしまうと、しこりが乳腺を塞いでしまい、次の出産のときに母乳の分泌量が減少したり、乳腺の中で母乳がつまりやすくなったりする可能性もあります。
乳腺炎を予防する7つのコツ

絞りすぎない
搾乳のし過ぎは刺激となり、母乳の分泌を促進してしまうので、軽く搾乳するのがおすすめです。
冷えピタを貼る
乳房が熱を持ってしまって我慢できない!という方は冷えピタや氷を挟んだタオルなどで冷やすと痛みはマシになります。
お風呂はシャワーにする
乳房が熱を持っている間は、湯船にはつからずシャワーのみにしましょう。
おっぱいに刺激を与えない、ゆとりのある下着をつけることもおすすめします。
乳房がカチカチになりやすい揚げ物やケーキなどの脂っこい食事や甘いものはできる限り控えましょう。乳製品もなるべく避けて、和食などあっさりとした食事を心がけてください。
あまり張りがひどく痛みを伴う場合は、母乳外来の受診や助産師さんに相談しましょう。場合によってはおっぱいのマッサージを受けることになるかもしれません。
断乳後に気づいたこと
「断乳」はママにとっても赤ちゃんにとっても、一大イベントです。
残念ながら、授乳をやめればおっぱいも出なくなるわけではありません。
やっと断乳が終わってもまだやらなければいけないことがあるなんて、ママは本当に大変ですよね。
乳腺炎を防ぐには断乳後のケアが重要で、予防方法をあらかじめ知っておくことでトラブルは回避できます。
ママはどうしても子どもに一生懸命になりがちですが、ママの体調が崩れると子育てはもちろん、家庭も回らなくなってしまいます。
寂しくてつらい断乳ですが、おっぱいから卒業するということはすくすくと成長している証。
自分自身の身体も大切にして、子育てを楽しみましょう。
